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敷金なしの物件の退去時はどこまで掃除が必要?契約時の注意点を解説!

24.02.29

敷金なしの物件を選ぶ際、最初はお得に感じるかもしれませんが、退去時の掃除や修繕に関する不安もあります。
敷金がないと、小さなキズや汚れでさえも自分で対処する必要が出てくるかもしれません。

このコラムでは、敷金なしの物件を借りる際に知っておくべき、退去時の掃除の必要性と範囲、契約時に気をつけるべきポイントを詳しく解説します。

敷金なしの物件の退去時はどこまで掃除が必要?契約時の注意点を解説!

敷金なしの物件とは?

アパートなどの賃貸物件を借りる際に、必ず目にするのが敷金・礼金です。
敷金とは、賃貸物件を借りる際に、大家さんに預けておく担保金のような意味があります。
敷金は、賃貸契約時に家賃の1~3ヶ月程度に設定されていることが多いです。

家賃を滞納してしまった際や不注意で家の中を傷つけたり、設備を壊してしまった際は事前に預かった敷金から修理・修繕を行います。

しかし、すべての賃貸物件に敷金がかかるわけではありません。敷金なしの賃貸物件の特徴は、以下のとおりです。

・築年数が古い
・周辺環境が悪い
・長期間空室になっている物件
・交通の便が悪い

敷金がないと部屋を借りやすくなるというメリットがあります。
また、退去時にクリーニング代や修繕費を受け取る形にしていることも多いため、敷金がかからない物件も多いです。

敷金なしの物件を退去する際に掃除は必要?

賃貸物件を引っ越しなどを理由に退去する際、掃除しなければならないというルールはありません。
しかし、賃貸物件であっても退去時は掃除するのがマナーと考えられます。

敷金のある賃貸物件の場合、クリーニング代は敷金から支払われることが多いです。
しかし、敷金なしの賃貸物件を掃除せずに退去した場合、クリーニング代を多く請求される可能性があります。
掃除をしなければ、高額請求される可能性もあるため注意しましょう。

敷金なしの物件を退去する際はどこまで掃除する?

敷金の有無にかかわらず、賃貸物件を退去する際は原状回復する必要があります。
原状回復とは、元々あった状態に戻すことです。
電化製品によるクロスの汚れや日光によるフローリングの色落ちなど、普通に生活していて発生する汚れや傷は、掃除する必要はありません。

しかし、掃除をしなかったことでできたカビや汚れ、タバコによる壁の黄ばみなどは退去時に掃除しなければなりません。

敷金なしの物件を退去する際は、以下の場所の掃除を行いましょう。

・壁
・床
・キッチン
・浴室

タバコによってクロスなどが変色している場合は、修繕費を借主が負担しなければなりません。
タバコのヤニは、重曹やアルコールなどを使用すれば掃除できます。
喫煙禁止の賃貸物件でタバコが原因でクロスが変色してしまった場合は、別途費用が発生する可能性があるため注意しましょう。

床は掃除機をかけて、汚れを拭き取る必要があります。
汚れが残っている場合、1個所につき2,000円~3,000円のクリーニング代が加算される可能性があります。

キッチンは油汚れや水垢を掃除しておきましょう。
また、換気扇やガスコンロも掃除する必要があります。
キッチンの掃除は時間がかかるため、余裕をもって行いましょう。

浴室はカビが発生しやすいため、カビをしっかりと掃除しておくことが大切です。
借主が掃除をさぼったことが原因で、浴室にカビが大量発生した場合のクリーニング代は借主が負担しなければなりません。

自分で掃除できる場所は、重点的に掃除しておきましょう。

敷金なしの物件を契約する際の注意点

敷金なしの物件は、初期費用が安く済むというメリットがありますが、メリットばかりではありません。
ここからは、敷金なしの物件を契約する際の注意点を紹介します。

注意点①契約時の部屋の状態を記録する

退去時のクリーニング代について不安がある場合は、契約時の部屋の状態を記録しておきましょう。
入居前に存在している傷や汚れを指摘されるケースも少なくありません。
トラブルを未然に防ぐために、入居時の部屋の状態を写真や動画で記録しておきましょう。

注意点②契約内容を確認する

敷金なしの物件でも、退去時にクリーニング代を支払わなければならないケースも少なくありません。
すでにクリーニング代が決められている可能性があるため、契約前に確認しておきましょう。

おわりに

敷金なしの物件を退去する際に、どこまで掃除する必要があるのか詳しく紹介しました。
敷金の有無にかかわらず、賃貸物件を退去する際には、部屋を原状回復する必要があります。

退去時にクリーニング代として高額請求された場合やクリーニング代の相場が知りたい場合は、原状回復に特化した専門家に相談しましょう。