23.03.31
クッションフロアーの黒ずみやべたつきが気になり、元に戻せるか不安になっている方はいませんか?
もともと手入れがしやすい床材ですので、家にある洗剤でも十分掃除が可能です。
この記事では、基本的な掃除方法や準備品、掃除の注意点などを詳しく解説します。
クッションフロアー掃除にぜひお役立てください。
クッションフロアーは、手入れのしやすさで重宝されている床材です。
表面は樹脂である塩化ビニルで、樹脂のおかげで水分をほとんど吸い込みません。
日常的な汚れは簡単な掃除で落とせるのも特徴です。
簡単に落とせないクッションフロアーの汚れには数種類あり、それぞれ原因が異なります。
汚れの種類 | 原因 |
黄ばみ | ・水分の長時間放置 ・ゴム汚染(椅子やテーブルの滑り止め用ゴムが長時間付着し、化学変化を起こす) |
油汚れ | ・調味料や油はね ・足裏の皮脂汚れ |
黒ずみ | ・油汚れ ・カビ ・ホコリ ・劣化したワックス |
カビ | ・水分の放置 ・湿気の多さ |
ここでは、基本的な掃除や頑固な汚れを落とすための応用テクニックを、詳しく解説します。
まずはクッションフロアー掃除をするために準備するものや、基本的な掃除の流れを解説します。
掃除の前に目を通せば、スムーズに進められるでしょう。
掃除のために以下のようなものを準備しましょう。
・モップまたは掃除用ワイパー(ドライタイプ)
・掃除機
・中性洗剤(住宅用、食器用どちらでも可)
・水
・いらない布
布は水拭きと乾拭きで使いますので、数枚あるとよいでしょう。
薄い布だと扱いにくい可能性もありますので、広い範囲を掃除するのであれば雑巾が向いています。
掃除の基本的な流れは、モップや掃除用ワイパー、掃除機、水拭き、乾拭きの順で進めます。
1.乾いたモップや掃除用ワイパー(ドライタイプ)で全体のホコリを取る
2.細かなゴミやホコリは掃除機で吸い取る
3.固く絞った布か雑巾で水拭きする
4.汚れが落ちにくい場所は中性洗剤を使って拭く
5.水拭きして洗剤を拭き取る
6.乾拭きで仕上げる
クッションフロアーに洗剤や水分が残っていると、変色する原因になります。
しっかりと拭き取りましょう。
洗剤が染みこんだ雑巾をそのまま使うと、クッションフロアーの洗剤が拭き取りきれないかもしれません。
一度雑巾を洗うか、別の雑巾に取り替えましょう。
基本的な掃除で汚れが落ちなかった場合、対応法は2つあります。
1.洗剤を使い分ける
2.方法を変える
汚れの性質によって落としやすい洗剤が変わりますので、洗剤を変えるだけで簡単に落ちるケースもあります。
道具も、雑巾ではなくスポンジ、歯ブラシなど、汚れの場所や程度によって変えましょう。
具体的に解説します。
中性洗剤で落ちなかった場合、洗う洗剤を次のようなものに変えてください。
汚れの種類 | 洗剤 |
黒ずみ | ・重曹 ・セスキ炭酸ソーダ ・アルカリ電解水 ・クッションフロアー専用クリーナー |
トイレの黄ばみ | ・クエン酸 |
カビ | ・アルコール ・塩素系漂白剤 |
重曹・セスキ炭酸ソーダ・アルカリ電解水の順に、汚れを落とす力が強くなります。
専用クリーナーは商品によって性質が異なりますので、表示を確認しましょう。
強い洗剤はクッションフロアーを傷めてしまう可能性があります。
はじめから広い範囲に使うのではなく、まず目立たない場所で試し、問題ないかを確認しましょう。
布や雑巾で擦っても落ちない場合、クッションフロアーの窪みに汚れが入っている可能性もあります。
歯ブラシやスポンジに代えて擦ると、汚れが落ちるかもしれません。
力を入れて擦らず、くるくると擦るのがポイントです。
強く擦り過ぎると、表面の塩化ビニルが傷んでしまうので注意しましょう。
塩素系漂白剤まで使っても落ちない場合は、クッションフロアー裏側のカビが原因になっている可能性が高いです。
クッションフロアーを剥がして作業する必要があり、素人では難しいためプロに頼るのも方法の1つです。
クッションフロアーは、一度変色すると完全な除去が難しい床材です。
汚れが気になる場合は、クッションフロアーの張り替えも検討しましょう。
クッションフロアーは表面の塩化ビニルが水分を弾くため、汚れにくくなっています。
塩化ビニルの剥がれを放置すると水分が入りやすくなり、傷みの原因となるため危険です。
汚れが取れないからといって、歯ブラシやスポンジで擦り過ぎるのはNGです。
一般的なスポンジよりメラニンスポンジは汚れを落としやすいのですが、研磨力が高い傾向にあります。
その分塩化ビニルを傷めやすくなるのです。
クッションフロアー掃除に使うのであれば様子を見ながら、注意しつつ使用しましょう。
クッションフロアーにワックスをかけると、傷や汚れを防げるため見た目の美しさが長持ちします。
ワックスをかける手順は、以下の通りです。
1.表面のホコリを取る
2.中性洗剤などで拭き掃除をする
3.水分が乾いてからワックスを塗る
ワックスは徐々に剥がれるため、定期的に塗り替え綺麗な状態をキープしましょう。
一手間かかりますが、以前のワックスを剥がすとムラになりにくく仕上がりが綺麗です。
また、家具のゴム汚染による変色を防ぐ場合、保護シートや布を敷きましょう。
クッションフロアーはこまめに掃除をするだけで汚れが防げます。
水分は放置すると汚れに変わりますので、気づいたときに拭き取ってください。
「原状回復施行プロ」では、クッションフロアーの張り替えにも対応します。
掃除をしても汚れが落ちない、見た目が悪くなってしまったなど、クッションフロアーの張り替えの際はぜひご連絡ください。
電話、メールで問い合わせや見積りの依頼が可能です。